2025年度ベスト・ファーザー イエローリボン賞

発表・授賞式

開催日時
2025年(令和7年)6月4日(水)
主催
MFU 一般社団法人日本メンズファッション協会
FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会
後援
経済産業省(キャンペーン全体)
文部科学省(お父さんの似顔絵・お父さんへの作文コンクール)

ベスト・ファーザー選考方法

マスコミ各社、FDC評議員、今までのイエローリボン賞受賞者、MFUの会員によるアンケート結果をもとにベスト・ファーザー選考委員会によって決定しております。

ベスト・ファーザー選考基準

・明るく楽しい家庭づくりをしている父親
・父親学の実践者
・厳格なしつけをしている父親
・子供たちの良き理解者、良き教育者
・お母さんと子供から見た、素敵なお父さん
・社会の福祉に貢献し素敵な父親像をアピールしている人
・ユニークな子育てをしている父親
などであり、さまざまな意味で「素敵なお父さん」と呼べる人を選び表彰します。

2025年度ベスト・ファーザー イエローリボン賞

政治部門

大野 元裕

埼玉県知事

PROFILE
1963年11月12日生まれ、埼玉県出身。慶應義塾大学卒、国際大学修士課程修了。89年から中東諸国の大使館勤務等を経て、2005年防衛省防衛戦略委員会委員等を務め、10年から埼玉県選出の参議院議員に。防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官を経て、19年から現職。現在2期目。
子ども 長男/長女/次女

選考理由
小遣いの年棒制など、自主性を重んじて3人の子どもを育てあげ、「あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる」埼玉県づくりに励む、真の男女平等を希求するベストファーザーです。

父親像
「日本一暮らしやすい埼玉県」を政策目標に掲げ、2019年より埼玉県知事を2期務める大野元裕さん。あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる社会に向けた施策を推進してきました。子育て世代へのサポートに尽力し、育休推進企業を表彰する制度も創設しました。3人の子どもを育てあげた父親としての方針は、子どもの自主性を重んじることであり、大野家では代々親の職業とは異なる職業を選び、自らの意思で志した道を歩んできました。小遣いは子どもの年間計画に対する年棒制で、計画性や経済観念を身につけさせてきました。そして、真の男女平等の上の父親像を希求する県民の父親的存在です。

経済部門

宮崎 悌二

牛乳石鹼共進社株式会社 代表取締役社長

PROFILE
1975年4月16日生まれ、大阪府出身。プラネットを経て、2006年に牛乳石鹼共進社に入社。12年常務取締役社長室長、13年取締役副社長などを経て、14年4月に代表取締役に就任。
子ども 長男

選考理由
家庭では子どもと風呂に入る時間を大切にし、社長としては、自由でカジュアルな社風で社員の自主性を尊重する、ともに感謝の心と謙虚さを忘れずにと願う、こころ優しいベストファーザーです。

父親像
子どもと風呂に入る時間を大切にするという牛乳石鹼共進社5代目社長の宮崎悌二さん。会社の改革に苦労する父親の役に立てればと、IT企業から転身、会社の経営や方向性を語る中で父親との関係が深まり、特に、恩義を大切にすることを学んだといいます。自身の社長像は、トップダウン型ではなく、自由でカジュアルな社風の中、社員の自主性を尊重し、最終責任を負うのみの空気みたいな存在でありたいとのこと。5歳の一人息子はコロナ禍のリモートワーク時の育児だったので、むしろ満足のいくものだったといい、将来は自分の意思をしっかりと持ち、感謝の心と謙虚さを忘れずにという、すべての人に優しい父親です。

芸能部門

DAIGO

歌手/タレント

PROFILE
1978年4月8日生まれ、東京都出身。2003年、DAIGO☆STARDUSTとしてデビュー。07年にロックバンド「BREAKERZ」を結成。歌手、タレント、俳優などマルチに活躍を続ける。
子ども 長女/長男

選考理由
二人の子の誕生には、妻への感謝と、母子ともに無事だったという安堵感で号泣し、叱るときも愛情をもってすれば道を間違えることはないという家族愛に満ちあふれるベストファーザーです。

父親像
2020年の長女、24年の長男誕生の時に、おなかの中でずっと育ててくれた妻への感謝と、母子ともに無事だったという安堵で涙があふれ、号泣してしまったDAIGOさん。“DAI語”でS.K.D(昭和の、九州、男児)となる厳格だった父親も、歌手、タレント、俳優と幅広く活躍する息子や、その妻である北川景子さんの出る番組は基本的に全部見て応援しているとのこと。夫婦共働き・共育ての家庭でのコミュニケーションツールの一つが『うぃっしゅ!』とか。子育てのモットーはK.A.T(子どもに、愛情を、伝える)につきるといい、叱るときも愛情をもってすれば道を間違えることはないという、家族愛あふれる父親です。

スポーツ部門

原 晋

青山学院大学 地球社会共生学部 教授 陸上競技部長距離ブロック監督

PROFILE
1967年生まれ、広島県出身。84年、広島県立世羅高校で全国高校駅伝準優勝。中京大学卒業後、中国電力入社。陸上競技部選手を経て、営業マンとして活躍。2004年より現職。20年、一般社団法人アスリートキャリアセンターを設立。

選考理由
陸上競技部の学生寮で夫婦ともに家族同然の生活を送り、昭和チックな根性論やスパルタ指導ではなく、学生が自ら考え、自走させるという指導と支援に走り続ける信念のベストファーザーです。

父親像
本年正月の箱根駅伝第101回大会で2年連続8回目の優勝を飾った原晋監督。2004年の監督就任時より、21年間夫婦で寮の学生たちとともに家族同然の共同生活をおくり、フランクな関係を築いてきました。陸上トラックに立つと厳しい表情になるが、決して昭和チックなスパルタ指導ではなく、学生が自ら考え、自走させるという「原メソッド」が青学大の強さといえます。「競技を通して社会に貢献できる人材を育てる」という陸上競技部の理念そのままに、アスリートのセカンドキャリア支援やランニングコミュニティの構築を目指し、理想に向かって走り続けるアスリートたちの父親です。

特別賞

坂本 雅俊

株式会社アルプロン 代表取締役

PROFILE
1974年1月13日生まれ、島根県出身。96年に帝京大学卒業後、ビジネスコンサルタント入社。2001年に、健康食品を製造販売するアルプロンを創業。代表取締役に就任。
子ども 長女

選考理由
仕事を通して若いアスリートたちを支援し、親の一途な愛情が子どもの自己肯定感を高め自信を持たせるとの信念のもと、子を怒ったことのない「ミスター子煩悩」ともいえるベストファーザーです。

父親像
人間が生きていくうえで欠かせない栄養素であるたんぱく質を提供する企業として、日本のみならず世界に目を向け、地球環境に優しいプロテイン作りを行っているアルプロンを経営する坂本雅俊さん。若いアスリートが安心して飲めるプロテインの開発に注力し、手頃に入手できる価格帯の商品の提供に企業努力をするとともに、入賞者には活動資金やプロテインの継続提供といった『アルプロン・ジュニアアスリート支援プロジェクト』も発案・始動させています。自分の子育てでは、親の一途な愛情が子どもの自己肯定感を高めるという信念のもと、高校生の娘を一度も怒ったことがなく「ミスター子煩悩」といえる父親です。

※順不同・敬称略